僕は昔から、理由もなく生理的に二人組バンドが好きです。
そのバンドの個性や音楽的センスを、それをもっともシンプルな形で表現していて、聞いててセンスがわかりやすく伝わってきます。
無駄な装飾音をすべて剥ぎ取り、それをもってなお素晴らしい音楽をなしているバンドが最強のPOPなのではないでしょうか?
ということで、聞いてて楽しい二人組バンドを新旧あわせて幾つか紹介します。
- The White Stripes
- The Kills
- The Fumes
- Death From Adove 1979
- The Black Keys
- Blood Red Shoes
- The Ting Tings
- Little White Lie
- Lightning Bolt
The White Stripes
言わずと知れたアメリカのロックデュオです。僕の二人組バンド好きになった原点であり、Bluesを知る切っ掛けにもなったバンドです。
ギターの旨さや、ドラムの下手さは言わずもがななのですが、特筆すべきは唯一無二の歌声と、ギターソロの音選びです。素晴らしいです。
The Killes
こちらも言わずと知れた名バンドです。
基本的にライブ音源をご紹介しているのは、そのライブの妙さをご紹介したいのですが、その最たる例がこのThe Killsです。
打ち込みマシーンでリズムを刻みながら、ギター二本で様々な音を出すのですが、Hotel(♂)のギターのクールさは常軌を逸していると思います。Viviの声のエロさも素晴らしいです。
The Fumes
二人組バンドにブルースデュオが多いのは、その音楽的特性からなのかもしれませんが、その音楽的特性をポップに聞かせてくれるのが、オーストラリアのThe Fumesです。
割りと正統派なブルース・ロックの流れを汲んでいるのですが、サムピックと人差し指ピックを嵌めながらスライド・ギターを使って妙技を披露しているのは他にはないと思います。自分でもやってみましたが、コレかなり難しいです。
Death From Adove 1979
こちらもアメリカのベースとドラムという珍しい構成のロックデュオです。
ブリブリに歪んだベースと、クールな歌声が特徴です。コレ、面白いのはベースなんですが、キーボードにベースをつないで音をいじっているのです。おそらく、ボコーダーを通して、エフェクトのみならず、ベースの音程まで変えているのだと思います。しかも、見たところギター・アンプまで通している様なので、ここまでブリブリになるわけです。
ベースにしか出来ない音使いをしている点も、賢いところですね。
The Black Keys
The Fumesと容姿までかぶっているのが面白い、アメリカで売れに売れているThe Black Keysです。圧倒的に売れています。
このバンドが面白いのはやはり歌でしょう。どこぞのR&BやFolkにルーツを感じられるこのメロディと、ブルースロックを合わせて聴かせるセンスが、このバンドのユニークな点であると思います。The Fumesと違って、歌もギターも上手です笑
Blood Red Shoes
こちらはインディ・ロックの香りただようイギリスのBlood Red Shoesです。
イケメンと美人がバンド組んでいると嫉妬しかありませんが、そりゃファンも着きますよね笑 曲もパンク的でかっこいいです。
The Ting Tings
クラブで大流行して、人気となったイギリスのちんちんズです。どんなに音がしょぼくなっても必ず二人だけでライブをやるというこだわりを持っているようです。
日本でも、バンド名の下さが話題になりましたね。にしても女の子わわいいです。曲のポップさと、クラブでの盛り上がりやすさも相まって、アメ人ならコレを聞くと踊りだすこと必至なのではないでしょうか?
White Little Lie
最近のバンドへと移ります。こちらも女性を交えたロックデュオで、昨年にデビューしたようです。
なので、全くライブ音源がありません。PVもこれ一本のみです。ロックンロールKillsとでも評しましょうか。センスの光る新生ロックデュオです。
Lightning Bolt
ハードコア的な界隈で有名な名前のかっこいいライトニングボルトです。
超出力のベースアンプを何台も繋げて、録音では撮りきれない爆音を出すバンドです。こういうのを変態と言うのでしょうが、回りにいる人達の狂い具合もなかなかです。鼓膜は破くものだと思ってるのでしょうかね?
ここまで紹介してきたバンドは洋楽ばかりでしたが、日本のインディーズにも二人組バンドはいくつか存在します。そして、まだまだ世界には沢山のロックデュオが存在します。ブルースロック界隈が結構見つけやすいのでは無いのでしょうか?
二人で活動しているアーティストはたくさん存在していますが、ロックバンドで更に、最低限の音だけで勝負しているバンドはいくつもありません。売れているロックデュオはセンスの塊といっても過言では無いでしょう。
これからも、沢山のロックデュオに出会えたらいいなと思う今日この頃です。