【流行?】ディスコな邦楽アーティスト10組

日本の音楽シーンを眺めていると、急に特定のジャンルが流行ったりして面白かったりします。例えば5年前くらいは中田ヤスタカ氏によって、ケロケロボイスのエレクトロ・ポップが流行ったりしましたね。

そして最近は、Suchmosの大ヒットによってグルーヴィーなバンドやSSWが続々と登場したりしています。その流れに乗っかろうと、違った系統の音楽をやっていたアーティストも、ディスコティックな曲をリリースしていたりしていて、そりゃもう大混乱です。

大元は、Chicとかそこらへんの70’s, 80’sのディスコ・ファンクブームから流れて、IncognitoやらJamiroquaiが受け継いで、それを聞いた若い人たちがグルーヴィな音楽をやりたくなってるっていう流れかなとおもいます。グルーブ感がある演奏者が揃ってきているのも、ブームを支えているひとつの要因のように思います。

特徴的なのは、クラブでバリバリ踊れるっていうものというより、なんとなくグルーブにのって踊れる”風”な音楽が流行ってるのが特徴だなと。明確にディスコだファンクだR&Bだってジャンル分けが出来るブームじゃなくて、なんとなく踊れるリズムに乗りたいぜー、そういう曲演奏したいぜ〜。みたいなのがリスナーの趣向なのかなと思います。

 

それでは、紹介していきます。

1.Suchmos

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ブームの発端になったSuchmos。この動画を見ると初期はそんなに楽器はうまくない。1stアルバムの出来もあんまり良くなくて、なんで売れたのか個人的にはわからなかったんだけど、AcidJazzみたいなのをRockバンドでやればオシャレでしょ?って業界に提言したのがやっぱりデカかったのかなと思います。

2.LUCKY TAPES

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ブームの第二の仕掛け人といっても過言ではないKaiTakahashi率いるバンド。個人的にはAnotracks時代から追っかけてきていたので、割りと感慨深かったり。Twitterでバンド組みましたって言ったときは驚いたなぁ。最近は、Especiaへの楽曲提供してたり着実にGrooveMasterへと近づいていってますね。

3.Awesome City Club

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大学生に人気のイケイケリア充バンドですね。porinちゃんかわいい。このバンドは楽曲のクオリティが高いのが特徴で、調べてみると、みんなそれぞれ別のバンドで活動してた人たちみたい。楽器もうまくてリア充感あってポップでって・・・。系統としてはSiggyJr寄りなやつですね。

4.cero

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J-Rockのオシャレのハードルを盛大に引き上げたcero。大停電から抜け出してHipHop/R&Bクロスオーバーの方向性で売れた流れを見てきました。少し前までは、コアなファンしか居なかった印象だったんだけど、まわりの人達が話題にしていていよいよ売れてきたぞという感じですね。この人達の根っこはブラックミュージックには無いよね、って常々思うくらいオサレです。

5.Nullbarich

nullbarich

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Jamiroquaiになりたかったら、そろそろ正体明かしてほしい。個人的には鼻につくオサレであんまり好きじゃないけど、「上質なシティ・ポップ」は体現できてるとおもうので、良いと思います。

6.CICADA

cicada

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CICADAは城戸ちゃんの歌声が光る、他のバンドとはちょっと一線を画しているバンドです。つんのめる感じのGrooveと浮遊感のあるサウンドは、ディスコというよりTripHop寄りの音ですね。緩やかにノリたいひとにはお薦めです。

7.OKAMOTO’S 『NEKO(Remix) feat.呂布/MUD』

okamotos

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最近でた曲です。パンクよりのハードロックやってたOKAMOTO’sがココに来て流行りに乗っかったのか?wって感じのグルーヴィな方向転換です。その中でもちゃんとオリジナリティは保っているといううか、もろレッチリ・リスペクトなんだけど、ハマ・オカモトが曲を引っ張っていっていいかんじだと思います。もともと、ズットズレテルズやってたメンバーはこういう曲調は待ってましたって感じなんだろうなと思いますね。

8. くるり – 琥珀色の街、上海蟹の朝

qururi

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一瞬違うバンドかと思ったじゃねえか!!ココに来て幅の広さと柔軟さを発揮するくるり。とてもよいグルーヴですね、もっとやってほしい。
くるりといえば、ベスト盤を出したばっかり。ちょっと前は10人くらいになって編成変えてきたりしたけど、ベスト出して一区切りついたということで新しいことにも挑戦しようというタイミングなのでしょう。

9.Sugars Campaign

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関西で有名なTrackMakerのAvecAvecとSeihoによるエレポップバンド。こちらは80’sのエレポップ・ディスコの流れを継いでる系統で、二人のもともとの作風からはちょっと予想できない感じで今でも驚いています。メインボーカルのあきおさんがとてもイケメンかつ甘いボイスなので、濃い二人を打ち消してバランスがとれていますねw

10. フィロソフィーのダンス

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アイドル枠として、Especiaを抑えてどうしても入れたかったアイドルグループです。特筆すべきはめちゃ骨太なフュージョンよりのファンクな曲ですね。調べてみると、作編曲は宮野弦士という方で、この人ハズれないです。皮肉なことに、アイドルが唯一今まで紹介した中で、オリジナルリスペクトな精神があるように感じます。そう、ナイル・ロジャースリスペクト。


 

 

とりあえず、メジャーなものとこれから来そうなものを中心に選びました。
次点で、流行りそうじゃないけど良いアーティストを名前だけ紹介しときます。

 

まとめて聞きたい人用にPlayList貼っておきます。

 

流行りのジャンルという狭いジャンルの中で、趣向凝らしてるバンドばかりで面白いですね。マジでベーシストみんなうまいです。