見逃してはいけないバーチャルユーチューバー・カルチャー2018

はいはいはいはいはいはいはい、みなさーん。どーもどーもどーもども!
日常に忙殺されつつも、バーチャルユーチューバーを追うのがやめられないyohawingです。

今をときめく、バーチャルユーチューバー戦国時代。一過性のブームとも噂されていますが、ここにまたネットに一つ文化が生まれているのを見逃すわけにはいかないという気持ちで、YoutubeTwitterを漁る毎日です。

VRのブームも含めて、人間が肉体を捨ててバーチャルな世界に移住できるようなる時代を予感させる、非常に面白い文化がでてきたなという印象ですが、果たしてその実態はいかがなるものなのでしょうか?

いくつかの、バーチャルユーチューバーの紹介も交えて、その実態を紐解いていこうと思います。

黎明期

まず、前提知識としてブームとなった経緯の話からしたいと思います。

先駆者として名高い「キズナアイ」さん。この子が初めて動画を投稿したのが、2016/11/29のこの動画です。ブームが起きるちょうど一年前くらいですね。僕自体がブーム後にキズナアイを知った身なので、当時のことはよく知らないのですが、当時からバーチャルアイドルとして割と有名だったらしく、チャンネル登録者数も数十万いたみたいです。オヤブンすげー。

その後、バーチャルのじゃろり狐娘Youtuberおじさんことねこます氏を取り上げたブログが、バズり、ブームの火付け役になり、晴れてバーチャルユーチューバー戦国時代が訪れた。というながれになります。

そして、このブームのちょっと前から活動を始めていた、ミライアカリや電脳少女シロや輝夜月らをまとめてバーチャルユーチューバー四天王と呼ばれ、業界を牽引している現状となります。

そのバーチャルユーチューバー四天王については他の記事を参照した方がよいと思うので、以降は、有名なバーチャルユーチューバー以外の僕の独断と偏見フィルターを通した注目すべき子たちを取り上げて紹介したいと思います。

月ノ美兎

バーチャルユーチューバー界隈でもカルト的異質の人気を誇る、委員長こと月ノ美兎ちゃんを紹介します。

「にじさんじ」というアプリ(事務所?)を通じ、主に生放送を中心に活動をしているバーチャルライバー(Youtuberではないらしい)で、アイドル的な人気を得ています。

顔認識がなかなかうまくいかない挙動不審なアバターに加えて、よくわからないクソゲーをやりながら雑談するだけの、なかなか割り切ったスタイルで基本的には活動しています。

サブカル力の高い個性的なキャラクターと、ユーザー交流中心の生放送スタイルが噛み合ったのか、長尺の雑談生放送にもかかわらず、一回の生放送で3万人以上をあつめ、動画の再生回数が数十万回再生をコンスタントに記録し、一回の放送の投げ銭が○百万円を記録したという噂も・・・!。

にじさんじの同世代の「樋口楓」との絡みから「かえみと」というペアリングも生まれているので、そのあたり興味ある方はぜひ。

鳩羽つぐ

少ない投稿頻度と意味深?な演出によって、ブームの話題を一時期かっさらったバーチャル女子小学生の鳩羽つぐちゃん

動画では一言二言程度しか喋らず、その発言も具体性のない余白のある発言に加え、日常をほんの一部切り取るような演出も相まって、非常に芸術性の高い作品になっています。

その意味深の演出のせいか、都市伝説を提唱する輩が発生して

・鳩羽つぐちゃんは、誘拐されている
・もう死んでいる子をモチーフにしてる

などなど。

加えて特筆すべきは映像作品と読んでも過言ではないレベルの、3DCG技術の高さです。

この動画を見るだけでも、
Motion Blur
Depth of Field、輪郭シェーダー、影をなくしつつも風合いを損なわないマテリアル、数多くの揺れものBone、細かくて複雑な表情を表現するブレンドシェイプなどなど、、、あと背景のフォトリアルな描画も芸術性が高いです。

こだわりと技術が半端ないです。このあたりは詳しく分解して調べてる人いないかな?。

ゲーム部プロジェクト

高校のゲーム部という設定で、複数人のキャラクターが各々得意なゲームをプレイする動画を投稿するバーチャルユーチューバー集団?です。

特筆すべきはキャラクターのクオリティの高さと、ゲーム実況だけではなくて、部員同士のアニメ的な寸劇や掛け合いの完成度が高い点です。

キャラクターの個性や設定などもかなりきちんと演じられていて、複数人のプロの手とお金の匂いがしますが、実況しているゲームは任天堂のゲーム中心で、普通にゲーム実況Youtuberとして活動していく方向性のようです。

ゲーム自体に興味がなくても、寸劇動画だけみててもめっちゃ面白いので、ぜひ御覧ください。(みりあちゃんとハルカスの夫婦漫才がまじで草生えるワロタってかんじ)

その他オススメバーチャルユーチューバーたち

ピーナッツくん

自作ショートアニメから派生した自称バーチャルユーチューバー。ぽんぽことのコラボ配信が面白すぎてやばい。

珠根うた

キャラのモデルのクオリティが高すぎる、顔だけでいったら個人的バーチャル美少女ランキング一位をあげたい。

DeepWebUnderground

ダークウェブに関する時事ネタをとりあげるYoutuber。漫画村を燃やします発言で有名になる。
イスラム北大生へのインタビューはサイコパスの思想を垣間見れるので必見。

田中ヒメ

愛してるぞーーーー田中ァ!!!

響木アオ

あざとい系。リアルでライブをやっていて、既にヲタが会場に足を運んで掛け合いを披露した模様。なんかもうすげえ世の中だよ。

おめがシスターズ

スペック高い双子姉妹バーチャルユーチューバー。ゲームが作れたり歌がうまかったり笑い声が癖になったり、タレントとして価値の高いお二人です。おめシスはいいぞ。

まとめ

ということで、今をときめくバーチャルユーチューバーをまとめました。

この盛り上がりを見てると、ニコニコ動画で初音ミクが盛り上がった当時のことを思い出しますね。あれもある意味バーチャルアイドルですし。ニコニコ動画は当時ほどの盛り上がりはなくなってしまっていますが、その文化は脈々と受け継がれて、こうしてまた一つ実を結んだことはかなり面白いなと感じます。

日本人は顔出しを嫌う傾向にあるので、こういったアバターを通してリスナーとコミュニケーション取る形が盛り上がるのは自然だと思います。可愛い女の子になって、みんなにちやほやされたいっていう根源的な欲求を叶えてしまえるのですから、しかも個人で手軽に。

また、去年あたり流行らない流行らないって言われ続けていた、VRのブームが日本でこういう形で文化として定着するのも面白いですね。バーチャルの精度が上がっていくということは、既存のテキストや画像、動画などのメディアのさらにもう一歩先への可能性が開けているということですから。

みんなが、HMDをつけてコンテンツを楽しんでる姿はそう遠くないうちに来るのかもしれません。

おしまい

 

(VRChatでおめシスと絡みたい